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今日は、日曜。
天野の横に、堂々と立てるヤツになりたい。
それには、まず見た目からだ。
うん。
髪を切ろう。
俺は、長すぎる前髪を切ろうと、美容院に行った。
よく分からないけど、あまり髪は染めたくない。
だから、散髪だけにしてもらった。
まぁ、ちょうど暑苦しかったし。
散髪後は、とてもスッキリした。
もともと髪がストレートだったため、顎のあたりで切って貰った。
隠れていた、目の横の小さなほくろが見える。
それから、普段かけている眼鏡をかけた。
髪を切っただけだが、随分と印象は変わった。
…はず。
そのまま町を歩いていると、
「あの人かっこよくない!?」
「ホントだ!モデルさんかな!?」
違います。
でも、良かった。
これで、天野の隣に立てる気がする。
あ、あと。
ピアス、開けてみたいな。
んー。
痛そうだから、右耳だけで良いか。
俺はピアッサーを使って、公園のトイレで右耳に穴をあけた。
そして、小さな黒いピアスをつける。
思ってたより痛いもんだな。
もちろん、公園のトイレで好きこのんで開けているわけではなく、天野を驚かせたいからだ。
俺がこんなんなったら、どう思うかな、アイツ。
わくわくで、おれは寮へと帰った。


