「ハハ…
夏音、俺一応先輩でさ。
お前より一年長く生きて、鍛えてんだよ。
そんなオマエが、俺の力に勝てる訳ないだろ?
夏音は賢いからわかるよな?」
いくら抵抗しようとしても、捕まれた手首はビクともしない。
クソッ…!
「ッ天野…!」
「ムダムダ。
アイツ、今“ウワサ”のこと嗅ぎまわってるし。」
ウワサ…そういえば、今日女子から聞いてたな。
あれか?
「教えてやろうか?
その“ウワサ”の内容。」
「…ッ天、野!!」
「五月蝿い!!!!!!!!
…教えてやるよ、学校中に出回ってる“ウワサ”のこと。
今日、皆がオマエを見る目が変じゃなかったか?
当たり前だよなァ?
夏音は《宇野東悟に抱かれながらほかの男のアレを舐める最低男》だもんなぁ?」
…は?
「なんの…話だよ!?」
俺は先輩に抱かれてなんて…!
「ついでにもう1つ教えてやるよ。」
先輩は、俺の耳元に唇を寄せた。
「そのウワサを流したのは、俺だ。」


