「オレ…昨日の夜、夏音にヒドいことした。
だから夏音が、消えたかと思って…
突然なにも言われずに大切な人が消えるって、こんなに怖くて不安なんだって…
オレは今、気付いたんだ。」
…そんなに、心配してたのか。
それに…昨日のことだって、俺が悪いのに。
「天野…ごめん。
俺も謝らなきゃ。
昨日の天野が、俺の知らない天野みたいで…
怖いって思っちゃったんだ。
なんで天野を受け入れなかったんだ、ってずっと考えてて、八つ当たりしそうになったから朝は冷たい態度とった。
自分勝手で、ごめん。」
「なに、言ってんだよ…!
夏音は悪くない!
悪いのは、不安になったオレなんだ。
あの先輩のこと、好きになるんじゃないかって思って…」
瞬間、俺の落ち着きかけていた心臓は跳ね上がった。


