「…っなんだよ、うるせぇな。」
天野の目が、少し赤くなっていた。
「…んで」
「は、なに?聞こえねーんだけど…」
「なんでこの前の話ナシなんて言うんだよ!!
嫌だ!
俺は別れたくない!
絶対別れない!
天野を離してなんかやらない!
好きだ、天野が好きだ…!
好き、なんだよ…!!」
いっきに、言ってしまった。
天野は、目を見開いてとてもびっくりしている様子だった。
それから、みるみる赤くなっていく。
「ナシなんて、言うな…!!」
涙をぼろぼろとこぼしながら、必死に天野のシャツにしがみついた。
「…でも、それって俺と杏里ちゃんを重ねてるだけなんじゃねーの?」
「そんなわけないだろ!!
むしろ、逆でっ…っあ」
ボロが、でた。
「逆…?」


