「ゴメーン、激しすぎた?」




絶対からかってやがる。





「…おまえも掘られてみるか?」





「スミマセン」





こんな時間も、幸せだなんて思ってしまう。






「さて、学校行くか。」





「…そだな。」




「なに、寂しくなっちゃった?」





「…っ違うわボケ!」





「夏音、」





チュッ




盛大なリップ音をたて、天野の唇が離れた。





「ばっ…おまっ、ちょ…」





「はは、夏音真っ赤。かわいー♡」





「なに言ってんだ、ばか。」





“なに、寂しくなっちゃった?”




実は当たってたりして。








まぁ、悔しいから教えてやらない。