「昔はもっと、楽しそうに笑ってたろ。 昔はもっと、感情が激しかっただろ。」 昔、昔って。 オマエの中で、俺は昔の俺のままなのかよ。 俺は、ベッドから降りた。 上靴を履く。 「おい、夏音!?まだ安静にしてねぇと…」 「平気。 天野も授業戻ったら───────…」 フラッ 俺としたことが、不覚。 「ホラ見ろ!! まだ寝てろ!!」 倒れそうになったのを、天野が抱き止めた。 密着する肌。 あ、やべ。 天野の匂いだ──────────…