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「おー、はよ。」
校門で、先輩と会った。
「…東悟先輩。俺をだましましたね?」
人魚姫の恨み、絶対忘れねー。
「あー、まぁ、似合うと思ったんだよ。
勘弁してくれ。」
ふー。
「別に、打ち上げタダんなりましたから良かったんですけど。」
「おー、良かったな。
…で、なにを浮かない顔してんだ?」
先輩ほ、いつも俺が悩んでるときに気付くんだよなー。
「…いろいろありまして。
複雑な心境なんですよ、俺も。」
そう、天野の行動はわけがわからない。
いったいどういうつもりなのか。
「まぁ、あれだ、そんなときは、深呼吸して伸びをしてみろ。」
すっきりすんぞ、と言って、東悟先輩が伸びをした。
俺も続けて伸びをする。
「ん~~~~~~~~~~」
「…おい、夏音?」
「え、なんですか先輩。」
ガシッ
とたんに捕まれる手首。
それは先輩の目元まで持っていかれ
「ここ、なんで赤くなってんだ?」


