歴史の中に~長州と私~ 凍結中?

ザッ ザッ ザッ



辺りはいつの間にか町中から林?森?みたいな木に囲まれた場所になってた。

坂は登ってないから多分山ではないと思う。


周りを見渡すと木漏れ日がすごくきれいで、幻想的で…



出発してから約1時間程、稔麿は走り続けている。

そのうち、30分は私を抱いたまま。


この人の体力は一体どこから来てるのだろうか?

顔をみても疲れてる様子はないし、汗も少ししかしてない。

本当に不思議な人だなぁ…


そろそろ体力も回復してきたし、おろしてもらおうかな?


夕梨「ねぇ、稔麿。」

稔麿「何?」

夕梨「もう走れるからおろして?」

稔麿「ん。」


すんなりと下ろしてくれた稔麿に驚いた。


夕梨「意外…」


そのせいで、お礼よりも素直な感想が…(笑)


稔麿「意外ってどういうことさ。」

夕梨「てっきりダメっていうかと思ったから。」

稔麿「僕も疲れたからね。
ちょうど休憩しようとしたところだし。」

夕梨「疲れてるように見えなかった…」

稔麿「本気で走ってないとは言え、さすがにこの距離を人を抱きながら走るのは辛いよ。」

夕梨「すいません…」

稔麿「何にたいしてか知らないけど、あのまま二人で走ってたら目的地につくのは夕方だっただろうね。」

夕梨「夕方…」


時計を確認したら、今がだいたい11時だから後6時間近く走ってたの…?


稔麿「そろそろ行くよ。」

夕梨「はい…」


こうして林だか森だかよくわからないところを稔麿と走った。