歴史の中に~長州と私~ 凍結中?

稔麿「ついたよ。」


そういわれて辺りを見渡すと、山みたいな丘みたいなところだけど…

街中が一望できそうなところだった。


普段はここで『わぁ!』って言うんだろうけど、今は…


夕梨「疲れた。
お腹空いた。」


だ。

だってあれからさらにかなりの距離歩いたんだよ?


腕時計をみたら、もうすぐお昼の時間。

・・・お腹空いたのはしかたないよね…


って何時間ぐらい歩いたんだろ?


稔麿「君って本当、変わってるよね(笑)」

夕梨「え?」

稔麿「普通ここで『わぁ!』とか言うんだけど…
『疲れた。お腹空いた。』って言う人はじめてだよ。」

夕梨「仕方ないじゃん!
本当のことだし…
それに、素敵なところだと思うよ。」

稔麿「すっきりした?」

夕梨「え?」

稔麿「落ち込んでるんでしょ?
すこしは気分よくなった?」

夕梨「あ、うん…
ありがとう…」

稔麿「別に…
僕の前でそんな不気味な顔でいられたら困るんだよね。」

夕梨「不気味?」

稔麿「・・・気づいてなかったの?
君、今死人よりもひどい顔してるよ。」

夕梨「えぇ!?」

稔麿「嘘に決まってるんじゃん。」

夕梨「なっ!」

稔麿「あ、元気になったみたいだし帰る?」

夕梨「えぇ…」


帰りたくない…


稔麿「じゃあその辺でなにか食べてく?
実は僕もお腹減ってたんだよね。」

夕梨「クスッ はやくいこ?」

稔麿「笑えるみたいだし本当に大丈夫そうだね。
じゃあ行こっか。」

夕梨「うん!」


私達は今来た道を引き返した。


稔麿ってたまに生意気だけど、なんだかんだいって心配してくれたり優しいから私は大好きだよ!


なんて言えないけどね。