歴史の中に~長州と私~ 凍結中?

桂「そういえば、夕梨さんの用はなんだったんだい?」

夕梨「ずっと沈黙だったので怒るようなことしたのか心配になって…」

桂「私が?」

夕梨「はい…」

桂「それはすまなかった…」

夕梨「怒ってなくてよかったです」

桂「そうか…
さて、さっそく質問していいかな?」

夕梨「はい!」

桂「さっそくだが…
未来は平和かね?」

夕梨「はい」

桂「そうか…」

夕梨「未来は争いはないですし、ここと比べ便利です。
でも、ここに来てから大切なものを失ったようにも感じますね。」

桂「大切なもの?」

夕梨「はい。
あまり表現できないのですが…
勇気と覚悟…
それから誠ですかね?」

桂「どうしてそうおもうのかい?」

夕梨「私達にはあまり勇気がありません。
未来では、人間誰もが自分が可愛いって言いますが、ここの人達は自分の命を誰かのために使ってると思います。」

桂「え?」

夕梨「だって皆さん、世の中を平和にしたいから戦ってるのでしょう?」

桂「そうだな…
覚悟と言うのは…」

夕梨「やっぱり人を斬る覚悟ですかね?
私は皆さんのおかげで死に直面したことはありませんが、人を斬るのは相当な覚悟があると思います。
だって殺した人のいろいろなことを背負わなければいけないでしょうし…
まぁ、人を斬ることに快楽を感じる人はそこまで考えないでしょうけどね(笑)」

桂「夕梨さん…」

夕梨「先生は誠という言葉は嫌いですか?」

桂「・・・。」

夕梨「同士の命をたくさん奪ってきた新撰組を考えてしまいますか?」

桂「・・・あぁ…」

夕梨「彼らの誠は世の中を平和にするためです。
やり方は違いますが目指していることは同じなのです。
先生は倒幕派は負けるって言われたら幕府につきますか?」

桂「そんなことはありえない!
未来が平和ならそれでいいんだ!」

夕梨「そういうと思いましたよ。
未来では大抵の人が裏切ります。
自分の誠がわからないのです。」

桂「そうか…」

夕梨「さて、洗い物は終わりました。」

桂「今日はもう話はやめよう。」

夕梨「あ、はい。
では、失礼します。」

桂「あ、待ってくれ!」

夕梨「はい?」

桂「私達はどっちが勝つんだ?」