パジャマから私服に着替えながら、この前和穂にキスされたことを思い出した。




和穂の唇の感触が忘れられない。




滑らかで柔らかく、あたしの唇に噛み付くかのようなキスをされた。




何であたしにキスなんてしたの…?




そしてキスされて別に嫌じゃなかった、あたしって…




顔が火照った。




熱くなったから余計なことは考えないようにしてパジャマの上を脱いで、上半身がブラ一枚になった時だった。




ガチャッ




部屋のドアがいきなり開いた。




…え?
この家にはあたし1人なのに…




恐る恐る振り返る。




そこにいたのは来たら速攻追い返そうとしてた悪魔だった。