…はぁ?友達?あたしと椎名さんが?




何で急にそんなこと言い出すわけ?
あたしと椎名さんが友達になる理由なんてある?




…いや、ない。




だってただのクラスメイトってだけだもの。




それに…




「あたし友達は一生作らないし、いらないの。第一、椎名さんはただのクラスメイトであたしにプリントを届けることを押し付けられただけなのよ?




無理矢理友達になる必要もないし、もう嫌だったらプリントも持ってこなくていいから。
分かったらもう帰って」




冷たく突き放す。




これでいいの、これくらい言わないと傷ついてもうあたしに話しかけないって思わないでしょ。




予想通り椎名さんは涙目でその場から走り去っていった。




「いいの?愛ちゃん。友達くらいなってもいいじゃないの」




かすみんは心配そうに眉を下げて見てくる。




「あたしに友達なんていらないの。もう誰にも頼らないって決めてるから」




あたしには何もいらないの、かすみん。




友達も恋人も。