別にあたしのことなんて元からいないって思ってくれればいいのに。




可哀想な子、あたしのプリント届け係になって。




まだその場に立ってる、椎名さん。




何か用でもあるの?
プリント届けたのならもう帰ってよ。




あんたにもう用ないんだから。




早く帰って欲しくて睨むように鋭い目線を椎名さんに向ける。




椎名さんはビクッと身体で反応して、怖がってる。




「…し、失礼しました…」




椎名さんは踵を返して保健室を出て行った。




帰りは転ばずに帰って行った。




ちょっと睨んだら怖がってドジも治るんだな。




なんて思っていたら椎名さんとすれ違うように「悪魔」がやって来た。