「まい、どーすんの。」
ぇ…何で知ってるの。
私は誰にも言ってないのに。
「りょうとハル、付き合ってんだよ?」
「え、知ってるよ。」
「いいの?」
「りょーが決めた事だから。」
そっか、と光希は小さくつぶやいた。
光希に相談してればよかったな。
少し後悔した。
「ありがと、光希。」
光希にはいつも感謝してるからね。
トイレから出たとき
りょーとハルちゃんに会った。
仲良さげで、私なんか…
入っていけるようは隙がなくて。
あーもう、やめよ。
私なんかって言うのは。
醜いから。
「今日、3人で遊び行こう‼」
あ、光希やさしーなー
「おう‼ちょっとカフェで待っててな、
すぐ部活終わらせてくっから‼」
律もバスケ部。
かっこいいんだよっ
「光希、ほんとにありがとう。」
昼頃から光希の優しさが染みて
泣きそうだった。
「うちらの仲じゃん♪」
そういってピースする君が
いなくなるとも知らずに。
