「あ、あれ…?」



「暴走族とかにケンカでも売ったのかと思ってまじでびびった」



肩で息してる…





「さすがにそこまでばかじゃないし」




「…大丈夫?」




「もう、やだ…」



ため息をついてしまった。



「見つけた…ってあれ?」




少し遅れて来た金髪は奴の顔を見てぎょっとしてる。




「しかもお前かよ…」




奴は金髪頭を見て言った。




「椋太郎じゃん!!!」



「人に指差すな」