ど、どうしよう本当に… どっかの店入る? 飲食店だったら、行けそう… 辺りを見渡してもこういうときに限って店が開いてない。 「もおおお諦めろおおおお」 後ろを振り向くとだんだん近づいてる。 こええええええ しかも。 「うーわ…」 走ってるうちに裏道に入ってしまって、 どこがどこだかわからない。 かと言って見逃されることもなく。 人もいないような店の裏で、腕を掴まれた。 終わった…と思ってると、 「またおいかけっこやってるの?」 それは予想とは違う声。