先生たちが、「せーの」という。 あたしたちが顔を見合わせた瞬間、 カラオケが流れ始めた。 それは… 下手くそだったけど、先生たちのあたしたちへの替え歌だった。 合唱の部分で不協和音になるし、 マイクはキーンという音を出すけど、 「「「三年生、みんなお疲れ様~」」」 という部分でみんな涙は止まらない。 泣きながら教室に帰る。 そして、教室で集合写真を撮ったりして、 時間は過ぎていった。 もちろん、先生へのサプライズも大成功で、 意味がわからないくらい泣いたと思う。