「コンビニの前に居て?」 『了解』 電話が切れる。 急いで駅を出た。 コンビニの方を見ると、わかりやすい金髪。 「片桐ー!」 「お、来た来た」 寒そうに凍えてる片桐。 「はいこれ」 タッパーごと生チョコを渡す。 「分けるのめんどくさかったから。お母さんとお父さんと、片桐と彼女さんに渡して。タッパーはお母さんに渡しとけばいいから」 片桐は少し驚いた顔をしつつ「サンキュー」 と言った。