椋太郎はいつも使ってる経由の駅につくと、



「ちょっと電話してもいい?」



と聞かれて、頷く。




「あ、もしもし優雅?今店に巧さんいるよな?」




やばい、ちょっと緊張してるかも…





「そうそう。……うん、わかってるよ」




椋太郎は少しめんどくさそうに片桐をあしらってる。




「………その時は、…ごめん、また後で話そ、そのこと」





?なんかあったのか?




あたしがわかるようなことではない気がしたので聞くのはやめた。





「ごめん、行こう」



「うん」