「あ、お、つけまが…」 久し振りにつけまなんてつける。 から上手くくっつかない。 このつけまは申し分程度の反抗心だ。 娘は多少ひねくれたぞっていう。 ………しょうもな。 バカらしくなりながらも、自分のまつげと馴染ませた。 「よし、いいかな」 もう家について、待ち時間が長いと言うことで家でぐだぐだしている椋太郎に 「終わったよ、準備」 と言った。 「ぎゃ、ギャル…?」 「ギャル好きって言ってたじゃん」 なんとなく言うと、 「いや、唯花は別にならなくてもいいわ…」 なんて言う。