メイクで汚れるのにまたベッドにダイブする。 むくりと起き上がってため息を一つつく。 スマホを開いてホーム画面を見た。 そこには大好きな俳優。 笑みが自然と溢れた。 「…………」 なんでこういう人が目の前に現れないんだろうか。 つ付き合う付き合わないは置いておいて、 片思いくらいさせてくれたっていいじゃん? なんて思う。 「夕飯できたよー」 下の階から聞こえる声に「はーい!」 と返して、部屋を出た。