「お久しぶりです」
「え、こんな声だっけ?顔だっけ?目がかわいいかったっけ?」
頭のてっぺんから爪先まで眺めた。
「お母さんお酒くさい…」
「いつものことじゃん、椋くん会いたかった~」
当たり前のごとく抱きつく。
「あの…俺もうホストじゃないんで」
そう言って椋太郎が引き剥がしたのをみて安心した。
「なんで…?」
「こいつのなんで」
そう言うとあたしの肩に腕を置いた。
お母さんは、目を見開く。
「そろそろ風邪ひくから取り敢えず中に入りなよ」
おばあちゃんは苦笑いしながら言った。
「イチャイチャしやがって~」
「だったらホスト癖やめなよ」
「その分働いてるから良いじゃん別に」
そういう問題じゃなくてさ。

