ナンパ男がしつこい件について





「ただいま!」



靴を脱いでリビングへと走った。



住所とあたしの名前が書いてある封筒があった。




「どうだろ?」



おばあちゃんとおじいちゃんが見つめるなか、




封筒を開けて紙を取り出した。



厳正かつ公平な入試選考の結果、




藪塚唯花さんは






残念ながら、不合格です。



「唯花…」




「ごめんね、期待に答えられなくて」



それしか、言えなかった。




「あたしなりに頑張ったんだけどな…」



あはは、なんて空笑いをする。




「わかんないや…」



なんで落ちたのか。




「運もあるしさ…」



「うん、唯花はがんばってたよ」



「ありがとう、ごめん、本当に」