ナンパ男がしつこい件について







まだ頑張れそう。




飲みきった缶の底を見つめる。


仕事、忙しいの?






それだけ?



……もう一回だけ電話してみよう





『お掛けになった電話番号は…』




「携帯見てないの?」




なんなんだ………




「……………」




こんなの、意味ないかな




こんなに必死になって、バカみたい。





全然笑えなかったけど、無理矢理口角を上げた。




電話が鳴ったのは、そんな時だった。



「もしもし?」




『唯花?合否通知届いたよ!』




「ほんとに!?今すぐ帰る!」