ナンパ男がしつこい件について






「唯花」


ごそごそとした揺れで起きた。



「今、何時…」




「6時」



「6時!?」




ろ、6時って…



時間ギリギリじゃないか…




「朝飯は車の中で食べればいいから」



冷静に考えてる椋太郎。




「二日酔いとかないの?大丈夫?」




「余裕」



そう言って立ち上がる。



いっつも椋太郎は余裕そうだけどな…




つられるように立ち上がって、椋太郎を追いかける。




「取り敢えず唯花の家行こう」





「お、おう」