「華和ちゃん?」




「会いたいんでしょ?それにほら、彼氏といるからダブルデート的な」




あはは、と笑いながら言う。





「別にいいけど…」




よっしゃ!



あたしは遊ぶほうが楽しいし好きなんだよ!




「今華和ちゃんパン屋いるの?」




「待って今メールする」




『今どこいる?よかったら椋太郎ちゃんと紹介したいなあって』




そうメールをすると、




『彼氏は別にいいって。パン屋でゆっくりしてるから』




は、華和ナイス…!




「華和いいって、パン屋いるらしいし行こう!」




「…わかった」





?なんかテンション低い?



ま、いっつもそうか。




華和の彼氏面白いしな~





ルンルン気分で助手席の方へ座った。



「ちょっとスピード出すよ」




そう言うと、車を出した。





さっきよりも確かに少し速いような気がする。