「だって未成年だから雑誌くらいしか見れないし」 表紙のホストに言うかのように呟く。 「あー。はいはい頑張れ頑張れ」 そう言って購買を立ち去る。 「…まだホストやってるの?あの人」 華和がぼそっと言う。 「もうやめたんじゃない?相変わらずお母さんは執着してるみたいだけど」 そう返すと「そっか」 とだけ返事をされた。 「さ、教室戻ろう」