「ん?どした?」


檜山くんが心配した顔で
きいてくる。





きっと私、顔真っ赤だ。



「なん.....でもないです。」



「そっか、じゃあ戻ろっか。」





廊下を歩いてる間、
ずっと顔を上げられなかった。


だって、赤い顔を見られたくなかったから。