言の葉(ことのは)

半泣き状態の沙保を軽く無視して

友恵と加奈は自分の席に荷物を置きにいった


沙「うぅ…真言…」


ふぅ…私は小さいため息一つ

『まぁご飯は中庭でも、うちの教室でも食べれるし、

修学旅行のグループはクラス関係ないからいいじゃん』


私のこのセリフも通算25回(1日1回)ほど言っている(私調べ)



加「そぅだよー修旅は仲間にいれてあげるからさ♪」

友「まぁ泣き止め!(面倒くさいから)」

加奈の面白半分の言葉と友恵の(裏のある?)励ましを聞いて


沙保は顔をあげ

沙「絶対だかんね!
んじゃ。また、あとでねぇー」と

慌ただしく教室を出ていった




残されたうちら3人は顔を見合わせてふっと笑い


それぞれの席に向かう