二人の距離は一気に縮まった。 いつも一人で歩いていた道が結衣と一緒にいるだけでテーマパークにでもいる様な気になってしまう。 とにかく楽しくて仕方なかった。 喧嘩することなど忘れ 結衣と過ごす時を大切にした。 結衣と一緒にいられれば それでよかった。 その頃の俺は結衣と離れることなど考えられなかった…でも 考えられないことが現実になる日は すぐに訪れた。 それは俺達が付き合いはじめて半年後のことだった…。