王子様たちのひまつぶしっ!?

「へぇ?海斗って、あの天王寺財閥の一人息子さん?知り合いなの?」


キョトンとしたような顔で私の顔を見つめるお母さん。


つけまつげなんてしなくても、長いまつげに大きな二重瞼。


どうして神様は娘の私にこの可愛さをくれなかったんだろう。


本当不公平だよね。


「あのね、最初はね。最低な奴だったんだよ。強引にキスされたりー…」


言って気づいた。


あ。言っちゃった。(;゜0゜)。


「あら。キスされたの。」