王子様たちのひまつぶしっ!?

「冗談だよ。教えてあげるから」


「何、すればいいの?」


私は反射的に肩に力をいれた。


だっていままで“脱げ”とかいきなりキスされたりしたし。


当然でしょ?


「別に何もしなくていいよ」


「へぇ?」


どんなすごいのが来るのかと身構えていた私にとって、天王寺海斗の言葉は予想外すぎて、つい変な声がでてしまった。


別に期待してた訳じゃないんだけどっ!