王子様たちのひまつぶしっ!?

勢い余って叫んだからか、はあはあと息継ぎする私。

そんな私を、天王寺海斗は少し驚いたような…、びっくりしたような顔でみている。


何も言えなくなったのね。

勝った…!


やったーと心の中でガッツポーズする私に。


「葵、浸ってるとこ悪いんだけどさ、」


「何よっ!?」


気まずそうに話しかけてきた凪。


今スッゴクいい気分なんだから、話しかけないでよ。

「その…」


「何よ?」


「前…見えてる」


そう言って凪が指さしたのは、私。


はあ?なんで私??


「…下着、見えてる」


ああ、下着ね。


うん。下着。


うん…?下着…?