「はい、大丈夫です」


本当は大丈夫なんかじゃないんだけど。


私はそう言ってベッドから立ち上がろうとする。


「…そ?ならいいけど。屋上で寝てたら風邪引くぞ?たまたま屋上に行った生徒があわてて“人が死んでるっ”て大騒ぎだったんだからな?」


私…いつのまに寝てたんだろう?


あぁ、急に眠気が襲ってきて誰もいないし少しだけ…ってなったんだっけ。


そんな大事になっていたなんて。