「城ヶ崎さん、あと2・3キロだって!頑張ろ!」 私は所々に置かれている看板を見ながら、城ヶ崎さんに話しかける。 「はぁ…はぁっ」 隣から、吸ってはいてを繰り返している城ヶ崎さんの呼吸する音が聞こえる。 「頑張れっ!」