王子様たちのひまつぶしっ!?

「で、どうして君がいるのかな?」


「しゅっ俊父っ!?」


すっかり気分が良くなり、上機嫌な私の後ろから、新たな声が聞こえた。


振り向くと、私と海斗の繋がれている手を見て、明らかに顔をしかめている俊父がいた。


「ー…天王寺君。君は段々とお母様に似てくるね」


ワインを片手に、海斗の顔を見つめる俊父。


「…そうですか?恐れ入ります」


そう言ってまた海斗は笑顔を作った。


一瞬。


ほんの一瞬、海斗の笑顔が崩れた気がしたんだけど…。


気のせい??


海斗をじっと見つめてみるけれど。


もう完璧にいつもの作り笑顔に戻っていた。