「いいよ。頭あげて?それより、お昼まだだよね?食べたら?」


見上げると、陸君は傍にあるテーブルの上のお皿を私に手渡してくれた。


とたんにぐぎゅるるるっと鳴る私のお腹。


ちょっ!タイミングみてよっ私のお腹っっ!


そう言えば、朝も食べてなかったや。


私はお言葉に甘えて、陸君からお皿を受け取って、周りを見渡した。


…どれにしよう。


並べられた料理は、どれも高級そうで食べたことのないものばかり。