王子様たちのひまつぶしっ!?

「バ海斗のせいだぁぁぁ」

空を見上げ、私はおもいっきり叫んだ。


「ねぇ。誰がバ海斗なの?」


ふと。


背後から声がした。


いやいやいや。


まさかね?


恐る恐る私は後ろを振り返った。


「ねぇ、誰がバ海斗なの?」


声の主は…


不気味なぐらいにっこりと笑って立っていた。


「海斗…」


「ほら。戻るよ。葵があんな騒ぎ立てるから、俊に気づかれちゃったじゃん。作戦台無しだよ」


そう言って私の手を掴んだ海斗は、すたすたと歩いて行く。