王子様たちのひまつぶしっ!?

私の腕は誰かに力強く引っ張られ体ごと理人君から離された。


代わりに。


「海斗っ!!」


海斗の広い胸の中に背中が当たった。


見上げると、面白いものを見るように口角をあげている海斗がいた。


「理人、俊もう行ったって言ってるじゃん?なのになんでまだ葵を抱き締めてるの」


「それは…」


「葵のことが好きなの?」

有無を言わさず理人君に問いかける海斗。


「っ…!?」


「ふーん?理人が葵をねぇ?」


「ちょっと海斗っ何言ってんのよっ!?止めてよっ」


急にどうしたの?


さっきまで女の人と話してたじゃん。


なのに急に来たと思ったら、変なこと言って。