王子様たちのひまつぶしっ!?

そのあと。


メイクさんに化粧とヘアメイクをしてもらって、凪君と陸君の所へ戻った。


「「っ!?」」


部屋に入るなり、二人は目を見開いた。


「葵?」


「宮崎さん?」


なんて。


…おいおい。ひどくないかい?


私の顔すら忘れちゃったの?


「びっくりした…宮崎さん、かわいいね」


「え?いいよ、陸君。そんなお世辞。」


虚しくなるよ。逆に。


「孫にも衣装だな」