王子様たちのひまつぶしっ!?

罪悪感を胸に、私は案内された部屋に入った。


女の人はもう一度私に「申し訳ありませんでした」と頭を下げて、きた道を戻って行った。


こちらこそすんません。


「葵っ!」


部屋に入ると、凪君と陸君と海斗がスーツ姿で立っていた。


「葵、まさかそのままの格好で来たのか?」


凪君が私の格好を見るなり、そんな言葉を発した。


「う、うん。だってドレス持ってないんだもん」