急いで教室に入ると、
笑っていたのはもちろん麻奈。
でも、麻奈では無かった。

そこに居たのは
前に一度だけ会った
「麻子」が居た…。

「麻子…?」

私がそう言うと
こっちに気づいて振り向いた。
すると
ニコニコしながら
こっちに来た。


「和田菜月ちゃんだよね?」

私は「うん。」と言った。
すると
真剣な顔になった。

「へぇ~。あんたが春樹の言ってた…」

そう言うと
こっちにやって来て
私達3人を見まわした。

すると
未来を見るなり怒った顔になり

「あんたが春樹の…」

そして
未来の手をつかみ教室に連れ込んだ。
そして
未来をみんなの前に連れて行った。
そして
みんなに問いかけるように話しだした。

「皆さ~ん。聞いて下さいよ。このクラスには悪魔がいますよ~。
悪魔は誰かって?こいつですよ!」

そして
未来の長い髪を引っ張った。

すると
飛鳥が教室に入って

「何言ってるんだよ!?」
と言った。

すると
麻子はいきなり笑いだした。

「知らないか。そうだろうね!あんまり関わらないんだもんね」

何を言ってるのか分からなかった。
未来が悪魔…?
あんなにやさしくて
一番頼りがいのある子が…?

私は不思議に思いながら話を聞いていた。

すると麻子は意外な事を言った。

「ここに居る子は、人を殺そうとしました~!」

そう言うと未来は何かに気づいたか

「まさかあなたが春樹の言ってた…?」

そう言って
未来は絶望したような顔をしていた。

理由は残酷な関係にあった…。