それから
教室に希ちゃんが来て
話は終わったが…

私は
心の中で酷くおびえていた。

何に
おびえているのかは分からない。

「あいつの事めっちゃ嫌い!ウチ」

飛鳥はすごくキレていた。
そんな飛鳥を見て
私は少し嬉しかった。

「まぁまぁ飛鳥ちゃん…」

本当に心配してる未来。
私はそんな二人を見て
少し申し訳ない気持ちだった。

「もう、知らん!」

飛鳥は
怒って廊下に出た。

「また、戻ってくるよ」

未来は
私に心配してくれたらしい。

「うん」


その頃
飛鳥は廊下でぶつぶつ文句を言っていた。

「本間にあいつなんなん!?」

すると後ろから

「そんなこと言ってたら飯沼君に嫌われるよ」

バッと後ろを見たら
そこに居たのは『神埼将太』だった。

「あんた誰?」

飛鳥は
猛獣みたいな顔で神崎を見ていた。

すると
神埼はニコッと笑って

「中井さんだよね?。あんたの秘密は知ってるよ」

「はっ?」

すると
神埼は飛鳥の耳元で

「飯沼雅紀の事…」

飛鳥は
バッと神崎から離れて
走って逃げた。

きっと
飛鳥はこの時から
気づく事になってしまったと思う。

私と翔子の事…