「お待たせ!!」

ウチは走って畑山の所に行った。

「おー!久しぶ…。中井…。お前何か変わった…?」

畑山はウチを見るなりそう言った。

まぁ無理も無い。
ウチは今ウチらしくない服を来ている。

スカートにフリフリのシャツ。
そして編みこみだ。

まぁまず驚くだろう。

それが普通だ。

「お前…。何か…」

「似合わないってか?」

「いや…。その…」

そして畑山は少し照れくさそうに髪をクシャっとした。

「何か…。可愛いな…って…」

「なっ…。恥ずいからやめろよ!!」

ウチはそう言って後ろを向いた。
顔は火が出そうなくらいアツい。
そして何故か畑山を見るのが恥ずかしくなった。

「そ、それより!!早く飯沼の所行こうぜ!!」

「そ、そだな!!行こうか!!」

ウチらはギクシャクしながら雅木の家に向かった。
話しもせずに…。