先生が来てみんな椅子に座った。

その時亮磨が私に言ってきた。

「お前は悪くないと思うから気にするなよ」

その言葉に私は変な気持ちになった。
後ろで、高島が笑ってるように思えた。

授業が終わり、お昼休みになった。

「ねぇ、菜月」

飛鳥が、悲しい顔をして私に話してきた。
内容は、大体わかった。

「未来どうしてあっちに行っちゃったんだろう…」

予想は的中。

「わからないよ…」

飛鳥も答えを予想してたみたいだった。
きっと的中だったんだろう。

「でも、きっと私のせいだと思うんだよね…
だって、未来ね文化祭の日に告白したんだよ」

それを聞いた飛鳥の目は見開いていた。

「本当の話なのか…」

「うん」

考えてから、飛鳥はこっちを見て

「まさか、飯沼なのか?」

「そうだよ…」

飛鳥の顔は憎い人の顔を思い浮かべてるみたいだった。

「やっぱり、あいつ最低だよ…」

私は、気になった事聞いた。

「なんか、昔に何かあったみたいな感じだけど…」

次の言葉を聞いた事を後悔した。
あんな事を思い出させてしまったから。

「昔から、雅木の事知ってたの?」

飛鳥の中で何かを思い出してるみたいだった。
私はあわてて

「嫌なら、言わなくていいよ!」

そう言ったら飛鳥の顔に安心さが戻った。

「ありがとう…」

その時

「俺がどうかしたのか?」

雅木が何も知らない様な顔をして聴いてきた。

「何もないけど」

飛鳥は雅木を見る目はまるで死んだ人を見てるような目だった。
私は全身に鳥肌がたった。