和田菜月物語

それから1時間ぐらいたった。

みんなで案を出し合った結果
料理は決まった。

「じゃあ料理はカレーで」

「おーう!」

そして
3時間ぐらいの休憩が始まった。

その時私はある事に気づいた。
由紀が居ない事に…。

すると
前田は周りを確認し部屋を出ていった。

「前田…?」

私は好奇心に
前田の後を追った。


「菜月…。俺の言う事聞いてたのか?」

せながそう言うと
雅木が

「おい。誰の許可とって菜月って呼んでんだよ?」

せなは雅木を見てフッと笑って

「許可っているのか?」

「なっ…!?」

「お前こそ誰かに貰ったのか?」

「それは…」

「偉そうな事言うなお前」

「嫌な奴め…」

「そりゃお前の事か?」

その時
二人の間に雷が落ちたようだったらしい。

その光景を見た未来と飛鳥は
心の中で同じ事を願っていた。

(菜月。どこに居るの~?)