「…き」

まだ早いのに誰が話してるの…?

「…つき」

静かにしてくれないかな?

「…なつき」

ん?私の事…?

「菜月!!」

そう叫んでいたのは
飛鳥だった。

私は目を開けると
目の前には飛鳥の顔が…。

「うわっ!」

私は
3班で一番最後に起きたみたいだ。

「おはよう。お寝坊さん」

「もう、今何時だと思ってるの!?」

麻子と未来も私の前に来た。

あれから
麻奈は目覚めていないようだった。

西山が言っていた。

「今何時なの?」

私がそう言うと
雅木がお風呂から出てきた。

「8時だ」

「えっ!?8時!?」

私が起きた時間は
確か6時だったはず…。

そして私はある人を探した。

「…由紀は?」

「上原なら前田と一緒に買いだし」

そう言ったのは亮磨だ。

「買い出し…?」

「うん。今日は班ごとの料理対決」

そう。
この料理対決は忘れられない事件を
起こしたのだった。