私は胸が苦しくなった。
飛鳥はすごくに幸せそうな顔をしてる。

なのに…。
なのに…。

なんでこんなに胸が苦しいの…?

こんな気持ちは初めてじゃない…。
この気持ちは確か…。

「菜月…?」

亮磨がこっちを見た。
私はビックリして外に出てしまった。

「えっ…?」

雅木と飛鳥はこっちを見て言った。
その瞬間飛鳥は雅木から離れた。

その時
私の胸の苦しみは消えた。

「何で菜月が居るの…?」

飛鳥はビクッリし過ぎてて
顔が固まったままだ。

「いやぁ…」

「ってか大川も!?」

「えっ、亮磨が居るのか!?」

雅木は亮磨の名前に反応した。

「よ、よう…」

「何で亮磨が居るんだよ!?」

「いやぁ…。ははっ…」

私達4人は気まずい雰囲気だった。

その時。

〈コンコン〉

と、誰かがドアを叩いた。

雅木は外を見た。
そこに居たのは希ちゃんだった。

「希ちゃん?」

私は希ちゃんの所に行った。

「どうかしたの?」

「実はお願いがあるんだ」

「お願いですか…?」

雅木は首を傾げて聞いた。

「実は1人ここに入れて欲しいんだ」

「1人…?」

「誰の事ですか…?」

「先生の部屋に居るから会ってみて」