「その辺は、俺らに任せとけよ。ちょっと乱暴に押さえつけてもいいんだろ?」


「今日のところはやむ終えないな。無茶はするなよ」


「了解、総長」


キョウはニヤッといやらしい笑顔を浮かべた。


俺はフンッと小さく鼻をならし、そして千沙の作ってくれたミサンガを見た。


「無駄な喧嘩はしたくねぇな……」