「大志、お前大丈夫なのか!?」


アツシが青い顔している。


「ん? あぁ。銃を使うだろうってことは予想していたからな」


そう答えながら、俺は特攻服の下に巻いているさらしを叩いてみせた。


コンコンと、金属の音がする。


「防弾チョッキだよ!!」


アツシや他のメンバーがようやくそれを把握し、力が抜けたようにその場にへたり込んでしまった。